国際結婚するための4つの手段
前回の婚約報告からしばらく日が空いてしまいました。あれから私たちは結婚と私のアメリカへの渡航を目標として情報を集め、国際結婚・移民をするための手段を弁護士に相談しました。
前回の内容を振り返ると、移民弁護士の提案は以下の4パターンです。
- K-1(婚約者ビザ)で渡米→アメリカで結婚→永住権申請
- 日本で結婚→永住権申請&CR-1(配偶者ビザ)で渡米
- ESTA以外のビザ(F1など)で渡米→入国後3か月すぎてアメリカで結婚→永住権申請
- ESTAで渡米→90日経過後もオーバーステイ→アメリカで結婚→さらに60~90日待ち永住権申請
結論から言うと、私たちが選択したのは2番目のCR-1(配偶者ビザ)です。それぞれのビザの特徴は以下の通り。
K1ビザ(結婚ビザ、フィアンセビザ)
婚約が決まった時点ではこのビザで渡航する案が最有力でした。この場合は場合手続き開始から半年ほどで渡航でき、そこから3か月以内にアメリカで結婚することができます。しかし結婚後、就労許可(実質グリーンカード)が取れるまで時間がかかることや、アメリカ入国後GCが落ち着くまでは国外に出るのが難しいことがネックになり、泣く泣く断念しました。
CR-1ビザ
私たちが選んだこのビザは、アメリカ国外で結婚した後アメリカに配偶者を呼ぶためのビザです。K-1ビザとしばしば比較されるようですが、CR-1はビザ申請の際に同時にグリーンカードの申請を行うことができるため、アメリカ入国後すぐ働くことができます。またビザの申請にかかるコストもK-1と比べると少し安くなるようです。
ただしビザの申請にかなり時間がかかるようで、2022年5月時点ではビザの承認まででも10.5ヵ月かかり、実際に渡航するまでは1年以上かかる見通しのようです。
ESTA以外のビザで渡航
私の選択肢としてはFビザなどで語学学校や大学に留学し、留学中に結婚してそのまま永住権の申請に移る…という形になります。留学準備さえできたらすぐにでも渡米できること、渡米後早速勉強ができることが魅力ですが、以前の記事でも書いた通りFビザは基本的に就労することができません。安くない学費の支払いに加えて無収入の中生活を送るのはあまりに難しいと判断し、これも候補から外れました。
ESTAで渡航しオーバーステイ
これは私たちも予想をしていなかった選択肢で、まさか弁護士から提案されるとは…!と思ったのですが、旅行中に運命の人と出会っちゃった!ESTA期限切れちゃったけど結婚します!何とかしてGC申請するぞ☆というプランです。結婚までのコストは断トツ低いですが、その後不法移民として滞在するリスクややはりGC入手まで就労できないことなど、いろいろと不安要素が多く怖いのでNGということになりました。
移民弁護士との契約
やはり弁護士に相談することで、自分たちでは気づけない選択肢や情報を得ることができると改めて感じました。彼との相談の結果、メールや電話で問い合わせた中で一番対応が丁寧だったカリフォルニア在住の弁護士事務所と契約することになりました。
現在結婚に向けてビザ手続きも少しずつ進行中ですが、すでに契約しておいてよかったと感じることがたくさんあるので、また記事にしてまとめようと思います。
私たちのTIMELINE
2021.02 SNS『Clubhouse』にてNY在住の彼と出会う。
2021.05 彼と恋人になる。
2021.08 初めて彼と会い1週間を共に過ごす。
2021.09 家賃を節約するため友人とルームシェア。渡米手段の情報集め。
2021.10.24 初めてのTOEIC。
2021.10~11 J1ビザ、F1ビザについて複数のエージェントとオンライン面談。
2021.12 コロナが収束しチケットが高騰する前に来年GWのフライトを予約。
2022.04.24 2回目のTOEIC
2022.04.28 ESTAにて渡米
2022.05.2 婚約
2022.05.25 移民弁護士と契約 ←NEW
2022.08 入籍&ビザ申請開始予定
婚約しました!GWの渡米レポート
突然ですが、婚約しました。
今年のGWはカレンダーの噛み合わせが良く、 なんと私の会社も10連休であったため、この機を逃すまいとNYに行ってきました。今回は簡単にその渡米と、プロポーズ・その後をお話ししていこうと思います。
日米の出入国制限
アメリカは入国制限をかなり緩和しており、ワクチン接種+入国前日発行の陰性証明があれば特に制限なく過ごすことができました。
一方日本の水際対策は強固で、帰国の際の隔離期間がネックだったのですが、4月からワクチン3回接種+帰国3日前の陰性証明+帰国後の空港での検査で陰性をすべてクリアすることで、隔離することなく日本に帰国することができます。
私は3回目の接種が2回目接種からの間隔をあけねばならないため、出国の数日前に駆け込みで接種することができました(笑)
コロナ禍の国際線予約
通常、GWのような大型連休の航空券は当然高額になります。貧乏暮らしの私は、12月の緊急事態宣言下にルフトハンザ航空にて、GWまでの社会情勢の改善と水際対策の緩和に賭けて、関空→フランクフルト→ニューアークの航空券を購入しました。価格は往復15万円ほどでした。
しかし1月にルフトハンザが欠航したため、エアカナダで成田→トロント→ラガーディアのフライトを再予約しました。京都→成田の移動が入ったことは若干面倒でしたが、金額も13万円程度になり、到着もラガーディアと交通アクセス◎に変更になったのでラッキーでした!これで水際対策の緩和がなされなければ渡米自体もキャンセル+キャンセル料までかかるところでした…。
ちなみに4月になり、水際対策の緩和が報道された際のフライト価格は30万円近くまで高騰しており、あらためてダメもとで予約してよかった…!と心底思いました。
Tiffany本店のVIP Roomでのプロポーズ
もともと結婚を視野に入れたお付き合いではありましたが、正直プロポーズはもっと先だと思っていたので本当に驚きました(笑)VIPルームでのプロポーズはTiffanyからの提案だったそうで、部屋も広く豪華なジュエリーと生花が惜しみなくディスプレイされていました。プロポーズから1か月ほど経ちましたが、あこがれの五番街の最高峰のブティックでのプロポーズなんて夢みたい…(惚)
Tiffanyやディナー素敵なレストランのスタッフの方々がみなさん私たちに声をかけてお祝いを述べてくださり、世界中から祝福されているような気持ちになりました!
結婚するためのビザ選び
このブログを書き始めたのは、結婚するにはどのビザがどれくらい時間がかかるのか、自分たちがどう考えて何を選択したのかを記録として残したかったからなのですが、婚約が決まるとこれまで書いてきた留学手段の悩みがなくなりました。とは言ったものの、次は新たに結婚のためのビザについて考えなければならないのですが…(笑)
今までご説明してきたビザはJ1・F1でしたが、婚約者という関係になった今、まず考えなければいけないことは、
- 日米どちらで結婚するべきか
- 結婚と渡米のどちらを先にするべきか
これらは渡米の際どのビザを選ぶかによって大きく異なります。私たちはさっそく移民弁護士何名かに相談し、どのような手段があるのか情報を集めました。
そこで上がった選べる選択肢は以下の4つです。
- K-1(婚約者ビザ)で渡米→アメリカで結婚→永住権申請
- 日本で結婚→永住権申請&CR-1(配偶者ビザ)で渡米
- ESTA以外のビザ(F1など)で渡米→入国後3か月すぎてアメリカで結婚→永住権申請
- ESTAで渡米→90日経過後もオーバーステイ→アメリカで結婚→さらに60~90日待ち永住権申請
さすが弁護士…我々がインターネットで調べる以上の情報と手段を提示してくれました。今後の記事にてそれぞれのルートの特徴や費用、そして私たちの選択などをまとめていこうと思います。
私たちのTIMELINE
2021.02 SNS『Clubhouse』にてNY在住の彼と出会う。
2021.05 彼と恋人になる。
2021.08 初めて彼と会い1週間を共に過ごす。
2021.09 家賃を節約するため友人とルームシェア。渡米手段の情報集め。
2021.10.24 初めてのTOEIC。
2021.10~11 J1ビザ、F1ビザについて複数のエージェントとオンライン面談。
2021.12 コロナが収束しチケットが高騰する前に来年GWのフライトを予約。
2022.02 ドイツ経由のフライトが欠航。エアカナダで再予約。
2022.04.24 2回目のTOEIC
2022.04.28 ESTAにて渡米
2022.05.02 婚約 ←New!
F1ビザ エージェントカウンセリング結果
エージェントとの面談結果
F1ビザについては主にニューヨーク留学センターの方に相談に乗っていただきました。
まず予算として準備できるのは200万円ほど。できるだけ長期で滞在したいのならばJ1ビザが最適ですが、将来アメリカで働くことを目標とするうえで、F1ビザでも 適切なプランがないか尋ねました。
事前のリサーチで見つけたのは以下のビジネススクールです。
Manhattan Institute of Management (MIM)
MIMのInternational Business Studies ProgramはJ1ビザを使用したプログラムで、6か月ビジネスの勉強+6か月インターンとして企業で働くという、カリキュラムのバランスの良さが魅力です。費用も、上記のプログラムだと$13000ほどとのことで、1年間の留学期間+インターンの分のお給料で十分生活できると感じました。
しかし、エージェントからは実際には以下のような点が懸念されると伝えられました。
- 比較的小規模な学校であること
- 学生数が少ないため選択できるクラスが少ないであろうこと
- J1ビザのインターン先が学校とコネクションのある所に限られてしまうこと
- 修了したら発行されるMBAは、スペイン学校から発行されるため、アメリカで働くための経歴としては弱いこと
やはり現地のエージェントの生の声を聴いてみないとわからないことってありますよね…。特にMBAの取得は私にとって悲願でしたが、このレベルの学校ならば同様の内容が日本のビジネス専門学校でも学べるのではないかと言われたときは非常に残念でした。
しかし、似たようなプログラムがある語学学校をエージェントから提案いただきました。
Rennert
RennertはBerkeley Collegeの付属語学学校で、語学のクラスである程度までレベルを取ると、F1ビザでもインターン(無給)を行うことができます。こちらの学校は英語のコースのほかにビジネスイングリッシュのコースも充実しており、経済、会計、マーケティング、ITなどもあわせて学ぶことができます。校舎内にビジネスディスカッションを疑似体験するエリアもあります。さらにインターン先としての企業斡旋はもちろん、Rennert自体も募集をしているそうです。
この学校でプログラムを作るならば、語学のクラス3か月+ビジネスクラス・インターン3か月で参加したいと思っており、その場合の費用は授業料・入学金・教材費・インターン登録費すべて合わせておよそ110万円です。懸念事項としては、
- 学費は出せるが、生活費は貯金を切り崩しながらやりくりしなければならないこと
- 付属しているBerkley Collegeは小規模の大学であり、編入価値が低いこと
- インターンの経験が就職するうえでどの程度生きるかわからないこと
現時点での私の考えは、
MIMのインターンもRennertのインターンも武器になるかわからないならば、よりプログラムが豊富で語学も学べるRennertのほうが楽しく通うことができ、いろいろな人との出会いが期待できるのではないか?
…という感じです。さまざまなバックグラウンドを持つ人と出会うことで、新たな進路の選択肢と出会うかもしれませんし、少し不安だった語学もサポートできるならばこんなにうれしいことはありません!
また3か月ごとにセメスターが入れ替わるため、最初の3か月でインターンまで希望し、その後プログラムを継続するかどうか考えるということもできます。
卒業後短期で働くことができるOPT制度
アメリカでは、4年制大学や2年制のコミュニティカレッジなどを卒業すると、学んだ専攻分野に関係する現地の企業や団体で、最長1年間働けるOPT(Optional Practical Training)という制度があります。これは学位ごとに行うことができ、例えばコミカレを卒業した後1年、その後4年制大学に編入して学士を修めた後1年、さらに大学院に進めば修士後1年行うことができます。
私のようにアメリカでの就労経験をしっかり積みたいと考える人にはもってこいのプログラムだと思います。ただしこちらは語学学校やビジネススクールでは適用できないため、やはりアメリカでしっかり働き経歴を作るということには学位が必要不可欠!ということが改めて感じられますね。
まとめ
私の理想としては大学or大学院にて学位を修め、OPTにて就労経験を積み、アメリカ社会に飛び立つ!という形が一番いいのですが、現実問題、費用と学力の問題は残念ながら無視できません…。となると、最も現実的で自分が通いたいと思える学校は語学学校+インターンが可能なRennertというのが現在の私の考えです。
しかし、この記事の下書きを作成して今年のGWにNYに旅立った結果、大きな転機が訪れました!次回の記事はK1ビザについてお話ししようと思っていたのですが、ちょっと一休みしてGWの思い出トークを語ろうと思っています!
渡米するためのビザの種類<F1ビザ>
F1ビザについて
F1ビザはいわゆる学生ビザです。フルタイム(週18時間以上の授業時間数)の授業を受ける人はF-1ビザの申請が必要になります。
F1ビザの渡航者は留学期間が3か月を超えると、留学中に現地のアメリカ人と結婚することが可能です。その場合F1ビザ有効期間中に結婚し、そのままグリーンカード(永住権)を請求する流れとなります。
F1ビザで留学すると、学生として英語や興味のある分野を勉強しつつ、NYで彼と生活を送りながら結婚について考えることができます。さらにJ1ビザと違って、結婚することになっても一時帰国する必要がないのは、私たちにとってとても魅力的です!
ただし在学中は基本的に就労することができず収入がないため、基本的に貯金を切り崩しながらの生活となります。
留学先の選択肢
一言に留学と言っても、進学する学校の選択肢は多岐にわたります。私の場合、候補に挙がる選択肢は以下の通りです。
- 語学学校
- ビジネス学校
- コミュニティカレッジ(コミカレ)
- 大学院進学(MBA)
- 大学編入(第二学士取得)
また、NYの学校選びでは以下のHPがおすすめです。
語学学校
語学学校は言語の勉強をする場所ですので、基本的に誰でも入学することができ、入学のハードルは最も低いと言えます。学校の種類は大きく分けて、私立・大学付属の語学学校、ESL(English as a Second Language )があります。
私立の語学学校はレベルや就学期間、予算の選択肢が幅広く、留学プランを自在にアレンジすることができます。
ESLは大学進学前に語学力に不安のある留学生が多く就学し、ESLでの単位をそのまま大学進学時などに利用することができる場合が多いです。また、世界中の英語を母語としない学生たちが集まって勉強する環境であるため、国際交流の場としても大きな役割を果たします。大学に付属・提携している場合が多いです。
ビジネス留学
社会人留学の場合現れる選択肢の一つに、アメリカにあるビジネス専門学校にビジネス留学する手段があります。この場合学校で勉強することはビジネススキル・マナーから経営・会計・マーケティングなどが中心になり、もちろん授業は英語で行われます。そのため入学条件の中にTOEFLなどの語学力を求める学校も多いです。
留学生の受け入れをしている学校も多く、自分の英語レベルに合ったプログラムがあるかどうかはチェックしたほうがいいでしょう。ここでの学習は学位に認定されませんので、リクルートで履歴書(レジュメ)に記入した際武器にするには少し弱いかもしれません。
語学学校では物足りない人や、将来海外でビジネスを考えている人のファーストステップとしておすすめです。
コミュニティカレッジ(コミカレ)
コミュニティカレッジは日本でいうところの短大や専門学校に似ており、就学期間は2年間です。地域で就職を目指す人に幅広く提供されている学校で、学生層も高校卒業したての若者から手に職を付けたい主婦、留学生など様々です。コミカレ卒業後は4年制大学に3年次編入することもできます。
コミカレの魅力は何と言っても費用の安さとプログラムの豊富さです。4年制大学は学費だけでも年間数百万円以上かかるところが、コミカレだと年間100万円程度に抑えることができます。プログラムに関しては経済、法律、会計など4年制大学での学問に繋げられそうなものから、料理、演劇、デザインなど専門的なものまで幅広く学ぶことができます。
4年制大学に比べると入学に必要な条件も高くはないので、高校卒業後コミカレに進学すると、コミカレ卒業→日or米4年制大学編入or就職と、自由に進路を選ぶことができます。
大学院進学(MBA)
選択肢の中で最もハードルが高いのが大学院に進学してMBAを取得することです。MBAとはMaster of Business Administrationの略で、経営学修士号を指します。アメリカの大学院に進学するのに必要なものは以下のようなものがあります。
- 大学の先生などからの推薦書
- 英語力の証明書(TOFL、IELTSなど)
- 大学在学時の成績(GPA)
- エッセイ
私は教育業に携わっていることに加え、彼も大学院生であることもあり、大学院進学への関心は高いです。さらに、私の最終目標はアメリカで就職し、自分の給料で生きていけるようになることなので、MBAの取得はリクルートの際大いに役立ちます。
しかし進学のためには高い英語力が必要で、当たり前ですが進学後は授業、レポート、ディスカッションなど、すべてが英語で行われます。さらに学部生時代のGPAも高いスコアが求められます。私はGPAに関しては日本では奨学金などの申請に必要なものだと認識していたため、ぶっちゃけ在学中はあまり意識したことがなくスコアも平均程度しかありません。正直私がこの道をいきなり目指すにはかなり厳しいでしょう…。
大学編入(第二学士取得)
4年制大学を卒業している私には、日本で取得した単位のうち一般教養の単位をアメリカでの単位に認定してもらい、アメリカの大学に編入するという選択肢もあります。その際は日本で学んだことと異なる分野を専攻し、第二学士として学位を修めることができます。この場合も、ある程度のGPAと英語力が求められるようですが、現段階では情報量が不足しているため、改めて留学エージェントやカウンセラーに大学のGPAやシラバスを持って相談する必要がありそうです。
F1ビザのメリット・デメリット
メリット
- 同棲しながらアメリカで英語や、学問を修めることができる。
- 一旦日本に帰ることなく在学中に結婚することができる。
- 予算・英語レベルに合わせた進路・留学期間の選択ができる。
- アメリカの学校を卒業したことをレジュメでアピールできる。
デメリット
- 学費が高額
- 在学中は基本的にアルバイトできず収入がない(学内バイトは可)
- 学位をとるためには高い英語力とGPAが必要
まとめ
学生ビザで留学すると言っても、多種多様の選択肢がありますよね。まさか大学卒業後4・5年経って、当時の成績に悩まされる日が来るとは…💦
ということで、私は現在も自分のレベル・予算、そして目的に合った学校を探しています。次回は、留学エージェントのカウンセリングで提案された留学プランをご紹介したいと思います。
J1ビザ エージェントカウンセリング結果
J1ビザのエージェント
昨年の秋にいくつかのエージェントにオンライン面談をしてもらい、私の経歴はJ1ビザのサポートを受けることができるのか問い合わせました。こちらもまずはsallietanさんのブログを参考にさせていただきました。
私がJ1ビザについて問い合わせたのは以下のエージェントです。それぞれの問い合わせフォームに自身の職歴と留学目的、現職の具体的な業務内容を記入しました。
- Infinity Wiz
- US Internship
- Intrax
- ニューヨーク留学センター
Infinity Wiz
代表の方が担当してくださり、非常に頼りになるパワフルな女性でした。最近のニューヨークの求人事情やおすすめ業界を教えてくださり、私の彼の話をすると時間を延長してご自身の在米バックグラウンドについても話してくださりました。
現職の業界にに不安があり他社ではサポートを断られたことをお話しすると、「うちなら全く問題なくサポートできますよ!」と言ってくださり大変心強かったです。
業界についても、私の塾のお仕事は広く解釈するとマネジメントにあたるため、履歴書や面接ではそれを強くプッシュしたらいいとのことでした。就職してから悩めばいい!履歴書は盛ってなんぼですから!という衝撃発言をされ思わず笑ってしまいました!
他にも、今のうちからオンライン英会話などでアウトプットの練習をしておくようにとアドバイスいただき、テンポよく話が進むので、ぐっとJ1ビザプログラムの理解が深まったように感じました。もしJ1での渡航が決まれば、エージェントはこちらにお願いしようと思っています。
US Internship
https://www.us-internship.com/
こちらはLINE通話でのカウンセリングで、事前にUS Internship公式LINEを追加して時間になったら電話が来るシステムでした。HPもわかりやすく一番期待していたのですが、担当の方との相性が良くなかったようで、基本的にJ1ビザのシステムやエージェント登録の流れについて解説が中心でこちらの情報のヒアリングや相談はあまりできませんでした。通話しながら資料やURLをLINEで送ってくださるので、データを見ながら話せたのは良かったと思います。メールのヒアリングやサイトは丁寧で、私のサポートは可能と言われてはいます。
Intrax
Intraxはメール問い合わせの時点で現時点ではJ-1ビザの申請資格を満たすことが出来ないとの返答がありました。
しかしオンライン面談は予定通り行ってくれ、親身にこちらの状況をヒアリングしてくださりました。ビザ手配にはエージェントのほかにスポンサーが必要なのですが、Intraxはその両方を担っている企業です。そのスポンサーの部門でどうやら私の学位と現職の関係が引っ掛かったらしく、国際文化学部→塾講師のつながりが薄いとのことで、ビザをサポートすることができないということでした。
これをクリアするためには
・学位に関連のあるフルタイムの職歴を1年有する
・米国で希望する研修と同じ職種にて5年のフルタイムの職歴を有する
以上のいずれかをクリアすると、ビジネスマネジメント等の分野において、申請資格を得ることが出来るとアドバイスいただきました。
ビザサポートに関しては残念な結果でしたが、担当者の方やメール対応は非常に丁寧で、代案として後述する、J1ビザのオペアケアという別プログラムを斡旋してくれました。
ニューヨーク留学センター
こちらはJ1ビザよりは語学留学・ビジネス留学・大学進学に力を入れているエージェントです。ニューヨーク留学にこだわりたい私にはぴったりで、将来アメリカで結婚を視野に入れている旨を説明して、Jビザでのインターンかほかの留学ビザどちらがおすすめかを尋ねることができました。
こちらは、結論としてはJ1ビザのキャリアは将来アメリカで就職するには弱いのではないかということで、無給インターンがプログラムに含まれる語学学校の留学を勧められました。ビジネススクールの情報などもたくさん相談できましたので、F1ビザの記事にて詳しくお話しします。
J1ビザを利用したプログラム「オペア・ケア」
オペア留学 |(公式)米国国務省認定のイントラックス | Intrax
オペア・ケアはIntraxの担当者が提案してくれたプログラムで、30万円程度の留学費用で1年間住み込みでホストファミリーの家の子供たちのお世話をするプログラムです。参加費には渡航費も含まれており、家賃・食費はいらず、さらに毎月800ドル(8万円)ほどのお給料も支払われます。空いている時間は学校のプログラムに通うことも可能とのことで、かなりお安く・お得なプログラムとなっています。
ただし、27歳までにプログラム開始せねばならず、今年27歳になる私にはちょっと急すぎること、プログラムに参加できても同棲することができないことを理由に、残念ながら参加は見送ることにしました。
メリット
- 費用が安い!
- 期間が1年と決まっているが、ホストファミリーや本人が申請したら延長することもできる。
- 有給を使用して旅行などにも行ける。
- 空き時間で、規定の単位数までスクールやセミナーを受講することができる。
- ビザが切れるまでに、現地で直接リクルートすることができる。
- 子供レベルの英語から、育児しながら英語の勉強ができる。
デメリット
- 住み込みでの仕事になる(恋人と同棲できない)。
- 一定時間の育児経験がなければならない。経験がなければ出国までに保育園ボランティアなどに参加する。
- 27歳までにプログラムをスタートしなければいけない。
- 就職経験を積むことができない。
エージェントは絶対複数相談したほうが良い!
エージェント探しは時間がかかり、オンライン面談のスケジュールを調整するのも大変です。しかしそれぞれのエージェントの得意な案件は異なりますし、こちらが想定していなかった思いもよらぬ提案を受けることもできますので、できるだけ複数のエージェントから話を聞くことをお勧めします。
私はまだJ1での渡航は確定していませんが、出発時期未定でも親身に話を聞いてくれるところも多かったので、留学が未定の方もまずは相談してみると、新しい道が開けてくるかもしれませんよ!
私たちのTIMELINE
2021.2 SNS『Clubhouse』にてNY在住の彼と出会う。
2021.5 彼と恋人になる。
2021.8 初めて彼と会い1週間を共に過ごす。
2021.9 家賃を節約するため友人とルームシェア。渡米手段の情報集め。
2021.10.24 初めてのTOEIC。
2021.10~11 J1ビザ、F1ビザについて複数のエージェントとオンライン面談。
2021.12 コロナが収束しチケットが高騰する前に来年GWのフライトを予約。
2022.02 ドイツ経由のフライトが欠航。エアカナダで再予約。
渡米するためのビザの種類<J1ビザ>
J1ビザについて
アメリカでワーホリに代わる手段として、一番最初に候補に挙がったのがJ1ビザです。
J1ビザとは、アメリカと日本の交換交流を目的としたビザです。J1ビザは比較的取得が容易で、しかも短期間に取得できるのが特長です。J1ビザは、有給インターンシップとして、企業からお給料が支給されるので、ワーホリのようにホリデーの一環ではなく、ビジネス目的での渡米となり、アメリカでの実生活を積みながら長期滞在することが可能です。
以下のサイトで、J1ビザについて非常にわかりやすくまとめられています。
アメリカで働く | アメリカ求人・ビザ・インターンシップ情報サイト
準備期間
J1ビザの渡航準備期間は約半年ほどかかります。出国したい時期の6か月前くらいからビザサポートのエージェントに登録し、出国に向けて準備します。おおよその準備期間の内訳はこのような感じです。
- 企業のエントリー、選考・・・1~2か月
- ビザ手続き・・・2~3か月
ここ2年ほどはコロナウイルスの関係で、ビザや渡航の手続きがスムーズに行えない期間が長くあったようです。私が問い合わせたエージェントに関しては以下の記事で詳しくまとめています。
費用
渡航準備~プログラム開始の予算
いくつかのエージェントに問い合わせた結果、渡航費・エージェント費用(企業検索、面接、ビザ・保険手続きの補助など)を合わせると、予算相場は150万円程度のようです。内訳としては以下の通りです。
- 渡航費(トランジット有・往復)・・・約15万円
- エージェント費用・・・約70万円
- 大使館での面接予約代・・・約1.6万円
- +その他(到着後の短期滞在先宿泊費、現地交通費や車の手配など)
アメリカのどこでプログラムに参加するかで、渡航費や車の有無には違いが出ると思います。エージェントに費用を支払うタイミングは渡航する半年前になるので、エージェント登録時に100~150万円あれば、出国直前まで日本で就労して稼いだ残りの金額は、アメリカ生活の予備費や帰国後の予算として取っておくことができます。
プログラム期間中の予算
企業から支払われるお給料は基本的に現地の最低賃金程度であり、あまりぜいたくな生活はできないようですが、ほとんどのプログラム参加者はこの給料内で現地生活費を賄っています。
ニューヨークの場合は月$2000(約20万円)程度になるようです。(しかし現在の私の月収より高い・・・)
私がよく参考にさせていただいているsallietanさんのブログで、ニューヨークでの生活費と内訳をご紹介されています。sallietan.hatenablog.com
立地にもよるとは思いますが、Queens在住の彼氏の家賃は倍以上といっていたので、個人的には家賃がかなり安く感じました。しかしそれを差し引いても月$1183はやりくり上手すぎる・・・!
J1ビザのメリット・デメリット
J1ビザのプログラムは、低コストでアメリカ長期留学を目指すのであれば非常におすすめです!しかしプログラム終了後のアメリカでの生活を目指す私には、デメリットもありました。
メリット
- 収入を得ながら1年~1年半という長期間生活することができる。
- アメリカの企業での就労を経験することができ、アメリカでの就職に活用できる
- 語学留学よりも生のビジネス英語に触れることができ、日本での就職にも役立てることができる。
- ビザの承認が比較的得やすい。
デメリット
- 12か月か18か月のプログラム終了後、必ず帰国しなければならない。
- 就職先が学歴や職歴に関連する業種に限られる。(教育業はJ1不可)
- 結婚するためには、プログラム終了後日本に帰国してから再度婚約ビザを取り直さなければならなく、時間とお金がかかる。
例えば語学留学を同じ期間行おうとすると、どうしても数百万円の学費がかかることに加え、アルバイトをすることができないので生活費も貯金を切り崩しながらになってしまいます。その点J1プログラムは渡航さえしてしまえば一定の収入を得ることができるので、彼と同棲しながら生活するにも、ある程度の生活費を自分で出すことができます。さらに世界経済の中心であるニューヨークにて就労経験を積めるということで、万が一日本で再就職することになっても履歴書にも空白はなく、有利に働くでしょう。
そして1年~1年半という期間は、ともに過ごした時間が短い私たちがお互いを知り、関係を深め合い、将来を見据えるにはちょうど良い期間だと思います。
しかしJ1ビザはビジネススキルを学ぶためのプログラムなので、特に業種が経験のある業種や学位に関連のあるものに限られるという点が課題です。私のいる塾業界は日本特有の業界であることに加え、J1ビザに教育業界は含まれないため前職の旅行会社の経歴のほうが有効になってしまうのです。しかしJ1の場合日系の旅行会社の募集が多いようで、前職を傷病退職した私にはどうしても就業に不安があります。
そして何より、結婚まで見据えると時間とお金がかかること!渡米準備→J1→帰国→婚約・再渡米となるとどうしても3年近くかかってしまいます。さらにJ1中は彼と同棲する予定なので、一時帰国している間は世界一高いニューヨークの家賃コストは彼に降りかかってしまいます。
まとめ
J1ビザはアメリカへの社会人留学を目指す方には大変おすすめです!私も彼とのことがなければJ1ビザを迷わず選択したと思います。しかし私の場合様々なことを考慮するとどうしてもすぐに決めることができずにいるのが現状で、遅くとも夏までにはどうするのか決めようと思っています。次回の記事にて各J1ビザエージェントのオンライン面談での意見をまとめたいと思います。
私たちのTIMELINE
2021.2 SNS『Clubhouse』にてNY在住の彼と出会う。
2021.5 彼と恋人になる。
2021.8 初めて彼と会い1週間を共に過ごす。
2021.9 家賃を節約するため友人とルームシェア。渡米手段の情報集め。
2021.10.24 初めてのTOEIC。
2021.10~11 J1ビザ、F1ビザについて複数のエージェントとオンライン面談。
2021.12 コロナが収束しチケットが高騰する前に来年GWのフライトを予約。
2022.02 ドイツ経由のフライトが欠航。エアカナダで再予約。
アメリカで彼と一緒に過ごす方法
夢の海外生活が現実に??
私はもともと付き合うならば結婚を視野に入れてくれる人、という明確な願望がありました。さらに、私の死ぬまでにやりたいことのひとつに海外生活というものがあり、これは定年退職してからでもいいかな…と思っていたのですが、彼と付き合うことになりこの夢が急に現実的になりました。
しかし去年の夏に彼が帰国してくれるまで、私たちが共に過ごした時間はありませんでしたし、いきなり結婚や渡米のプランは立てられません。結婚できるかどうかを考えるには、一緒に長い時間を過ごす経験は私たちにとってどうしても欠かせませんでした。
アメリカに移り住む目的が欲しい
私は仮に彼を追いかけてアメリカで暮らすことになったとして、嫌なことがあったときや辛いことがあったとき、「彼がアメリカに住んでいたせいで」と言いたくありませんでした。また、私自身はヨーロッパの経験は豊富でしたが、アメリカは父が昔住んでいただけで私自身は子供のころにちょっと観光した程度…。果たしてアメリカという風土が私に合っているのかを考えることも必要です。
そのため私はまず「私がアメリカに行きたい理由」を自分の中で探し、私が私自身の意思でアメリカに行くための情報集めを始めました。
アメリカにはワーホリ協定がない!
社会人留学に興味がある方はワーホリ(Working Holyday)という言葉を耳にすることも多いかと思います。私も一番初めにこれが思い浮かびましたが、残念ながら移民問題を抱えるアメリカは外国人の労働のハードルが非常に高くなっており、日本とワーホリ協定がありません。バイトとかでお金を稼ぎながら1年くらい同棲して将来のことを考える悠々自適なアメリカンライフ…!とはいかないのです。学生ビザを持っているならば制限付きで労働が許可される場合もあるようですが、そうなると労働以前に学費が大きな問題になってきますので、長期にわたりアメリカで生活しようと思うとどうしても莫大な費用が掛かってしまいます。
私にある3つの選択肢
そうして出てきた選択肢はJ1・F1・K1の3種類のビザです。それぞれのビザについての詳細は次回以降の記事で詳しくまとめようと思いますが、簡単に説明すると以下の通りです。
J1ビザ→お給料をもらいながらインターンするためのビザ。
F1ビザ→学生ビザ。語学学校や大学などに通うのに必要。
K1ビザ→婚約者(フィアンセ)ビザ。
アメリカに90日以上滞在するためにはビザが必要なのですが、私の状況やスキルで現実的なのはこの3つのビザです。それぞれのビザごとに期間や費用、ハードルにメリットデメリットがあります。
次回からは、各ビザについてもう少し詳しくお話ししつつ、現在の私の考えを綴りたいと思います。
私たちのTIMELINE
2021.2 SNS『Clubhouse』にてNY在住の彼と出会う。
2021.5 彼と恋人になる。
2021.8 初めて彼と会い1週間を共に過ごす。
2021.9 家賃を節約するため友人とルームシェア。渡米手段の情報集め。
2021.10.24 初めてのTOEIC。
2021.10~11 J1ビザ、F1ビザについて複数のエージェントとオンライン面談。
2021.12 コロナが収束しチケットが高騰する前に来年GWのフライトを予約。
2022.02 ドイツ経由のフライトが欠航。エアカナダで再予約。